休日の過ごし方
「とくのう」
そう、書かれた看板には
「朝ごはん定食」の文字が。
とりたてて、朝ごはんを食べる予定も無かったのだが、ついついふらっとその店に入る気になってしまった。
特段変わったメニューでもなかったが、チェーン店でもない様な店がやってる「朝ごはん」にはどこか惹かれるものがある。そして、”とくのう” という店名が「特別な農業」的に勝手に脳内変換され、どこかそのシンプルな朝ごはんメニューに期待をさせるのだ。
店は階段を上った2階にあった。
予想に反して、小洒落た感じの店内は” 和カフェ” の様な雰囲気だった。
そして、朝の爽やかな空気の中で素敵なjazzが響く店内だった。
「いらっしゃいませ!」
イメージとは違ったスタバのお姉さんのような店員さんが挨拶する。奥に調理?女性があと2人の3人の女性がしているお店だった。
8:00〜 11:00の時間帯は、モーニングメニューらしくて、看板にあった朝ごはん定食メニューだけらしかった。こんな時、私のメニューはほぼ一択だ。『だし巻き定食お願いします!!』
卵焼きほど、日本人に生まれて来てよかったなぁ〜 と思えるものはない。うん。
だし巻き定食
メニューはシンプルに、だし巻きに御飯、そして小鉢一品に味噌汁と漬物。シンプルがイイね。
普段、朝から御飯は食べないが〜 こんな時に感じる「日本人の幸せ」
昨今では糖質制限などで御飯は食べないというのもあるけれど、それって?ケースバイケースな事もあるけれど如何なものか?と思ってしまう。もちろん農耕文化はそんなに人類史では長くないとは言うけど‥ まぁ、ね。いきたいように生きる事がベストですね。
お茶碗を持つ。
たぶん、私はお茶碗が似合う。
少し色の濃い(特別な卵なのだろう)だし巻きに、ひと箸を入れる。まずは素材の味を堪能する。そして、だし巻きが口の中で芳醇な旨味を演出している間にお茶碗から一口の御飯を放り込む。口腔内で交わる ” 和の醍醐味” はまさにジャパニーズテイスト。薄目のお味噌汁を注ぎ〜 漬物をパリッとヒトカミする。
たまに小鉢のカボチャ裏ごし?を食べつつ〜 このだし巻き→御飯→味噌汁→漬物パリッのローテーションは和を生きる日本人だと感じられてそれだけで幸せだったりする。店内に流れるjazzが中々心地よい。
ひとしきり、その渾然一体となる和のサイクルモーニングを味わい、素敵な朝の支度をする店内の雰囲気を味わいつつ〜 ゆるやかな休みの午前中を堪能した。こんな事が幸せなんだと思うなぁ〜〜
食後にコーヒーも付いてて至れり尽くせり。
休日の朝はここで決まりかな?
こんな瞬間瞬間を味わうことが大切だと思いますね。忙し過ぎて見過ごしてること、感じられていないこと、それをいつもいつもなるべく感じられる人生を “幸せ ” というんじゃないだろうか?
何かにとらわれることなく、
何かに想うこともなくただあるがままを受け止め感じられること。そんな瞬間瞬間を味わう為の整体があるんだろうなぁ〜 と最近思いますね、。
予想外に朝からシッカリ食べてしまったお腹を消費すべく〜 海に向かって歩き始めるのだった。。
つづく… かも。