嫌いになった三味線
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。神戸の新長田で『からだ回復整体』と『スポーツ整体』をしている壯夬(そうかい)整骨院/心・そうかい整体院をしています院長の泉タカヤスです。
今回は私の魂の一部である “津軽三味線”のお話しと、人の心(こころ・気持ち)について書かせていただきました。お読みいただければ幸いです☆
趣味が欲しくて始めた津軽三味線にハマった10年間
私が津軽三味線を始めたキッカケは、ありふれたよくある話で「趣味が欲しかった」からでした。
ちょうど平成16年の整骨院を開業した翌々年に当たる平成18年頃に津軽三味線を習い始めました。その頃は、特別趣味も持ってない32歳だったので(笑)本当に仕事以外に特に何も無くて本当に何とかせねば!と思っていました。余談ですが、その頃はお酒も飲めませんでした(笑)
そこで、出会った津軽三味線。いろんな巡り会いがあったのですが〜 それはまたの機会にでも書かせていただきますね。
初めての楽器(音楽の趣味)に、当時はもう夢中になって〜 家では、かなり騒音を出して迷惑を掛けていました(笑) あの頃の想いが全てだったように思いますね〜
” ただ楽しくて、日々夢中になって練習をしてた〜 三味線のある毎日がとても楽しくて世界の全てになっていた〜 ”
そんなあの頃で、毎日でしたね。
それまで楽器を習った事がなくて音符も読めない音楽センスだったので、とにかく大変だった記憶があります。でも、楽しかったですね〜 分からない事があればちゃんとネットとか本で勉強してたなぁー と。好きだと独学ででもやれるもんです(笑) もちろんちゃんと習っていたんですが、細かい事や三味線や民謡の事などは自分で勉強?したような感じですね。イチイチ先生もそこまで言わないので。
「知ってる人からすれば当たり前のことは、なかなか教えられなかったりする」
って感じですね。これは今の自分に当てはめて、ちゃんと考えてと思いました。相手側に伝えるって、そういう事ですからね。
そんな感じに〜 いろいろありながら三味線熱はさめることなく続いていきました。
津軽三味線大会に出場したいと思ったキッカケ
もう、今は無くなってしまったのですが神戸で津軽三味線の大会が毎年開催されていました。私は団体戦に合奏で参加をしたのですが、地元の神戸という事で大会の運営を手伝っていました。舞台袖で出場者の手配や演奏時間の計測をしたりする裏方さんですね。
そこで見たものは〜
” 出場する選手の方の手に汗握るドキドキ感やワクワク感、そして大会演奏の3分間程に賭けるそれぞれの『津軽三味線にかける想い』”
でした。
お世話をさせていただきながら〜 一日という長丁場を子供から〜 大人まで皆んなが一生懸命に津軽三味線に想いを込めて演奏してる んですょね。
その時に思いました、「オレも絶対にこの舞台に立って演奏してやる!」って。
まだ習い始めたばかりで音もろくに出せない時だったけど、想いだけはいつも人一倍でしたからね。
*津軽三味線には「曲弾き」という自分だけの曲がある
詳しく説明する事は置いておいて‥
よく吉田兄弟などが弾いてる「津軽三味線だけの独奏」などを曲弾きと言います。あれは、津軽民謡の伴奏前に弾く ” 前奏が発展して独奏曲になった ” ような感じです。実に津軽のじょっぱり?が表現されたような話ですが〜 それが津軽三味線の魅力の大きな一つと今ではなっています。元々は民謡三味線でしたが津軽三味線だけが、これほど老若男女に愛好されている大きな要因と思われます。
そして、その曲弾きには決まった手(楽譜)が無くて〜 それぞれの弾き手が自分だけの曲を持っているものになります。つまり、自分で作曲して演奏してるんですょね!凄いですょね〜〜
(初心者には、先生などが作ってくれたり、会で作った共通の曲などがあり、それを初めの頃は演奏したりする。)
個人的にですが、
” 津軽三味線の魅力は、個を強烈に表現する事の出来る素晴らしい魂の楽器である!!”
だと思っています。
だって、「自分だけの曲をあの迫力のある津軽三味線で演奏する!」って強烈な個の表現だと思います!!
そこに、たぶん僕は一番惹かれて〜
津軽三味線を習い始めたんだと思います。人は皆、表現者であれ!だと思っています。どんな感情なのか?どんな想いを持っているのか?その人の優しさや、強さ、怒りや嫉妬や妬みもあるかもしれません〜 そのどれもが ” イイんです” 。だって人間だから、生きてるから、心があるから〜 感情があるのだから〜〜
大切なことは、
” その感情に蓋をせずに、認める(承認してあげる)こと。”
その思いは、今も三味線でも整体でも、人生に置いてもあって大切にしていることです。
もっと、その時の感情や心を大切にした方がいい〜 そして、そんな気持ちや心を一番自分自身が認めてあげる ことなんだってね。
・・・・
少し、話がそれましたが〜〜
そんな素晴らしい津軽三味線の魅力である曲弾き(独奏曲)。大会に個人戦で出場する為にはこの曲がなければなりません。でも、当時の習い始めの私には ” 曲がありません ” でした。。
初めての大会出場(個人戦・神戸大会)
大会に出てやる!と思ってから〜 4年?後の平成22年の神戸大会に出場しました。
個人的な理由で会を辞めていて、独学で曲を作って参加しました。今思うと‥ 素晴らしい前向きな姿勢です(笑)
それまで人前で話す機会もマトモになかったのに、大勢の前で演奏する事はそれだけで心臓バクバクものでした。出番待ちの出場する前での舞台袖での緊張感はあの時が一番だったと思います。覚えているのが、緊張で正面をマトモに向いて演奏出来なかったのと、客席に心配そうにしてる母親の顔が見えたこと(笑) 当時の私より心配そうな顔を見ました(笑)
そして、こんな歳になっても母親のありがたみを感じた記憶が今もあります。いくつになっても、そこだけは敵わないところですね。
今も大切な三味線友達が、当時の私の演奏を撮ってくれていました。よろしければご視聴下さい。緊張感が伝わってきますから(笑)
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津軽三味線を習い始めて得たもの
もちろん、津軽三味線を弾けるようになりたい!と思って習い始めました。やりたい事は沢山まだまだあります。大会に出場する夢は叶いました。青森に行って大会に出る夢も、本場の弘前や金木で弾く夢も叶いました。部門別でですが、入賞もいただけました。そして、最高の師匠に出逢えました。
夢は叶っていっています。
そして、
これからも叶える夢は沢山あります。
でも、いろいろな理由から2年間 三味線を辞めていました。仕事が忙しかったから、整体の勉強に専念したかったから、いろいろその他理由の様なものはあります。
でも、多分・・
一番は「三味線を弾きたく無くなったから。」
だと思います。
いろいろな気持ちの理由があったかも知れませんが、三味線を弾くのが楽しくなくなった んですょね。正直。
嫌いになった訳じゃないけど、好きじゃなくなった・・
なんか、恋愛みたい ですけど(笑)
でも、それが ” 気持ち” なんです。
人はやっぱり、心で生きていて、心は繋がっているんです。” からだと心は繋がっている” 、それを私は自身の業である整体を通して深く感じて知ることとなりました。
我々の仕事は、(どんな職業でも)
” からだ だけみてる んじゃなくて、体ごとその心も一緒に みてる!” んですょね。
もちろん感情だけの問題ではなくてね。今はそこは置いておいて・・
とにかく 人は心で生きていて、その気持ちで未来を創造する事が出来るんですょね。だから、心や体って密接に繋がっていて当たり前に大切な事なんですょね。
そして、僕は三味線が以前ほど楽しくなくなっていて、会を休んでいたとは言え ほぼ三味線を弾くことのない2年でした。理由はよくは分かりません。何かあったのかもですが、理由付けに意味はないです。ただ その時の事実がその時その時にあるだけだと思っています。
なので、楽しくないならヤメよう って思いました。何度も。
でも、ヤメられなかった。好きだった。未練タラタラの恋愛映画みたいに。
自分がこの世からなくなってしまい、いつか消えるその日に想うことは〜
「三味線、弾きてー なぁ〜〜」
って気持ちだったからね。空にバチを持つ手が目の前にありました。
でも、目の前にある 実物の三味線を弾く気になれなかった んですょね。
たぶん、それは心が楽しんでいない から・・なんですょね。。。
そう思えば、、
なぜ、そんな思いがとけたのか?
それも整体なんですょね。
多次元操体法という整体が、それなんですよね。
整体って、からだを良くする・回復させるものなんですが〜〜
多次元操体法とは、『心と体の調和・からだのバランスとエネルギーのバランスを調和させる世界』を持っているんです。信じられない人には分からないかもしれませんが、本当は当たり前にある私達の身体や心の調和力や能力なんですょね。ただ普段気付けていなかったり、忘れてしまってたりするもの なんですょね。
それを我々、操体師はお手伝いをして調和するきっかけや身体のもつ素晴らしさに気づいてもらう仕事(業)なんだって思っています。
雨降って地固まる‥ とは少し違うかもしれませんが、周り回って戻ってきた場所は、全部揃っていた場所なんです。
僕は、津軽三味線を習うことにより〜
素晴らしい三味線や民謡を知ることが出来ました。本当に日本古来伝わる素晴らしい魂がそこにはあります。
そして、
津軽三味線を通して出逢えた人たち が、師匠や仲間、友達、大会で出逢えた人や知り合えた方々が〜 一番の宝物で財産だったと知る事が出来ました。
三味線は心で弾くもんです。
そして、一人の心ではなくて〜
” 出逢えた人の心だけ、思い・感謝の心だけ〜
音色が、かさなる んです。”
僕は、津軽三味線を通して人の心や気持ちの大切さ・あったかさ、伝わる力を知り、
それを自身の業である「整体・操体」で形と出来ました。
三味線なんてのは、ただの楽器なんです。
大切なのは、弾く人の心や気持ちです。
そして、それを伝える人達への心(感謝)です。
津軽三味線や〜 整体や〜 そして仕事やこの人生で出逢えた沢山の大切な人達の心を想って生きること、働くこと、そして演奏する事に意味を私は感じています。だから、楽しい・最高の人生だ!って、いつでも言えるんです。
その時その時を大切に、
” 今を生きること ” それが全てで大切なことなんです。
” 楽しい三味線 ” をまた始めていきます。
5月より再開して、教室も始めていく予定です。沢山の御縁ある方々に感謝して、これからもどうぞよろしくお願い致します!!
津軽三味線を弾く、
神戸の整体・整骨院をよろしくお願い致しますね〜〜〜
からだのことなら
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